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乳腺腫瘍(犬)

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乳腺腫瘍(犬)

女の子のわんちゃんの場合、最も発生の多い腫瘍です。
早期の避妊手術による予防効果が高く、初回発情前では99.5%、2回目の発情前でも92%の予防効果があります(2回目の発情後では74%、それ以降では残念ながら予防効果はないとされています)。こうした予防効果があることが、お子さんをお考えでない場合には早期の避妊手術をオススメさせて頂く大きな要因です。

わんちゃんの場合には腫瘍は良性と悪性が50%ずつとされ、良性腫瘍には腺腫や線維腺腫、悪性腫瘍には腺癌(充実性や乳頭状など)があります。ただし、良性や悪性の区別は切除した腫瘍の病理診断からのみ判断が可能であり、細胞診のみでは判定ができません。
そのため、確定診断には手術による切除が必要です。

しかし、常に手術が適応となる訳ではなく、既に他の臓器に転移している場合や、炎症性乳がんといって手術による完治が難しいばかりか悪化させてしまう場合もあることから、手術の前には各種検査による全身状態の把握が非常に重要です。

わんちゃんの乳腺腫瘍は以下のように分類されており、ステージに応じて優先される治療方法も異なります。

TNM分類
T:腫瘍の原発巣の大きさ
T1:<3cm
T2:3〜5cm
T3:>5cm
T4:炎症性乳癌
サブタイプ
a:固着なし、b:皮膚固着、c:筋固着
 
N:リンパ節への浸潤
N0:リンパ節浸潤なし
N1:片側のリンパ節浸潤
N2:両側のリンパ節浸潤
サブタイプ
a:固着なし、b:固着あり
 
M:遠隔転移(肺・肝臓など)
M0:遠隔転移なし
M1:遠隔転移あり
臨床ステージ
ステージ T N M
T1 N0 M0
T2 N0 M0
T3 N0 M0
全てのT N1 M0
V 全てのT 全てのN M1

治療

良性腫瘍の場合にも将来的に悪性腫瘍に転化してしまう可能性があること、
切除により完治が目指せることなどからも、基本的には第一選択は手術による腫瘤の切除です。
切除する範囲は、腫瘤の位置や大きさ、わんちゃんの全身状態などから選択しますが、以下のように大別されます。

 

・腫瘤切除   :腫瘤のみを切除
・単一乳腺切除 :腫瘤のある部位の乳腺組織一つを切除
・領域乳腺切除 :乳腺組織の連続性やリンパ管の流れから区別される連続した乳腺組織を切除
・片側乳腺全切除:片側の乳腺全てを切除
・両側乳腺全切除:左右全ての乳腺組織を切除

 

必要に応じ、腫瘍の転移の可能性があるリンパ節も切除して病理検査での確認を行います。

その他にも、遠隔転移が認められる場合や、手術による切除が困難な場合、炎症性乳癌と判断される場合などでは
抗癌剤による治療を行うことがあります。

手術は全身麻酔が必要となるため、その適応についてもその子それぞれに応じてしっかりお話させて頂きます。

繰り返しになりますが、こうした乳腺の腫瘍は避妊手術によってほぼ100%の予防が可能です。
お年をとってから悩まされる病気を確実に減らすため、避妊手術もご検討下さい。