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中津川市花戸町の動物病院 エリー動物病院

歯肉口内炎(ネコちゃんの場合)

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HOME»  病気のはなし»  歯肉口内炎(ネコちゃんの場合)

ネコちゃんの歯肉口内炎

ネコちゃんの口内炎は難治性口内炎とも呼ばれ、軽症から重症まで含めると、とても多く見られる病気です。口の中が赤い、よだれが出る、ご飯を食べる時に口を気にしている、などの症状にお心当たりはないでしょうか。痛みを伴うためネコちゃんの生活の質を大きく落とす厄介な病気です。
そんな厄介な病気ですが残念ながら原因ははっきりと分かっていません。
お年の子で多い病気ではありますが、若い子でもみられることがあります。

症状

口の中が赤い、よだれが出る、口を気にしている、手がよだれで汚れている、口が臭う
口を開ける時に痛がって鳴く、ご飯が食べられない、など

 ネコちゃんの歯肉口内炎  





口の中が真っ赤になっています
見るからに痛そうで
美味しくご飯を食べられるようには見えません

 

治療

実は治療が非常に悩ましい病気でもあります。
大きく分けると、ステロイドや免疫抑制剤、抗生剤などを中心とした内科治療と、
歯石除去や抜歯など麻酔下での外科治療に区別されます。

完治の可能性があり、症状の改善がより見込めるのは抜歯ですが、全身麻酔がネックと捉えられがちです。
やはり年齢や基礎疾患の存在により全身麻酔がためらわれることもあり、実際には内科治療が最初に選択されることが多いのも現状です。
しかし、こうした内科治療は投薬中はそれなりの症状改善がありますが、休薬すると再度悪化がみられ、
減薬や休薬が難しいことも少なくありません。さらに、ステロイドを長期継続することのデメリットも無視できず、とても治療に悩む病気です。

内科治療

ステロイドや、NSAIDsと言われる非ステロイド系消炎鎮痛薬はよく用いられるお薬です。
症状に応じて投薬の量や間隔を調整します。消炎鎮痛作用が強いため、症状の改善が明らかにみられることもあり緩和治療としては第一選択肢となりやすい薬です。
こうした消炎鎮痛薬だけでは症状の改善が見込めない場合、長期使用や基礎疾患の存在によりこれらの薬が使いにくい場合には、免疫抑制剤や抗生剤、インターフェロン、サプリメントなど別の手段の追加や変更も必要になることがあります。最近では口腔内へのインターフェロン投与というのも選択肢の一つです。

外科治療

全身麻酔下での抜歯がネコちゃんの口内炎の治療としては最も効果的との報告がなされており、
実際に抜歯によって改善するネコちゃんは多く認められます。
抜歯後、症状の改善までには数ヶ月〜数年の時間を要することもあり、しばらくは内科治療が必要なことが多いのですが、その間も抜歯前より薬の減量が可能なことがあります。
抜歯は奥の歯(臼歯)を全て抜く全臼歯抜歯と、
犬歯や切歯も含めた全ての歯を抜く全顎抜歯に分けられます。
報告上、症状の改善は全臼歯抜歯で60%前後、全顎抜歯で90%前後とされています。
全顎抜歯の方が成績が良いのですが、一度に全ての歯を抜くことになるため麻酔の時間も長くなりますし、痛みや腫れなど術中・術後の侵襲も増えることにはなります。

まずは全臼歯抜歯をしてから、症状の改善がなければ全顎抜歯という選択肢や、
最初から全顎抜歯を考えるけれども時間をあけて複数回に分ける、といった選択肢もあります。


術前の様子です
口の中全体の赤みが明らかで
とても痛そうです

 


全臼歯抜歯後、3ヶ月後の写真です
赤みは消失し、よだれもなくなりました

歯を抜いてしまうことで食事がうまく取れなくなってしまうのではないか、という心配があると思います。
術後しばらくは柔らかい缶詰のご飯のみに制限することになりますが、徐々にドライフードに戻していき、1ヶ月も経たないうちには元通りに食べられるようになってくれます。


この病気は多くのネコちゃんを悩ませていますが、原因がはっきりとしていないこともあり、確実な治療法がない厄介な病気です。治療も内科と外科で大きく分かれますが、どちらを選択するかも様々な要因が関わり、非常に悩ましい病気です。
外科を選択する場合に大きなネックになるのが全身麻酔だと思いますが、当院では高齢の子、基礎疾患のある子達の麻酔に関しても術中のモニタリングをしっかりとしながら調整をしています。
麻酔に関してのご不安、ご質問についてもこの病気の治療については重要な部分だと思いますので、治療の選択肢としてはしっかりお話させて頂きたいと思っています。

どのような選択肢で治療をするかはネコちゃんの症状や一般状態も影響します。
皆が同じような治療で大丈夫という病気でもないため、その子その子の状態によって、飼主様のご意向も伺いながらご説明させて頂きます。

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